概要
原題:The Woman in the Window
原作:A・J・フィンの同名小説
配信:Netflix,2021年5月14日
上映時間:100分
あらすじ
広場恐怖症のアナは、家から一歩も外へ出られない生活をしている。夫と娘とは別居しているが、毎日電話はしていると言う。
ある日、家の向かいにある一家が引っ越してきた。翌日、その家族の青年が、母から引っ越しの挨拶にとキャンドルを持ってきた。
何かオドオドしている様子の彼を家に入れ、DVDを貸してあげる。
そして、その翌日はハロウィーンで、子供達が窓やドアにお菓子や卵を投げてくるのが耐えられず、文句を言おうとしたのか、玄関のドアを開けた途端に失神してしまう。
それを介抱してくれたのが、イーサンの母親、ジェーンだ。
2人はワインを飲み、楽しく会話する。その翌日、今度はアリスター・ラセッルが家族が来なかったか?と尋ねて来た。
その後、お風呂に入ってる間に叫び声を聞いたアナ。
イーサンに電話をかけ、悲鳴を聞いたけど、大丈夫?と聞くが、大丈夫何でもないとオドオド答える。
そして、次は彼の父親から電話がかかってきて、うちの電話にかけたか?誰も叫んでいないぞ、と言われ切られてしまう。
そして、高性能カメラで更に覗きを始める彼女。
その翌日、殺人現場を目撃したアナは、警察に通報するも、自分で助けなきゃ、と思い傘をさせば怖くないかもと向かいの家へ頑張って行こうとした。
しかし、道路を走る車に気付かず、クラクションを鳴らされ、そこで意識が遠のく。
目が覚めると、家には警察、イーサン、アリスターもいる。
ジェーンが確かに刺されたの、と言っても、夫のアリスターは妻はここにいると、一緒にワインを飲んだ女性とは違う女がいた。
イーサンも、父アリスターの味方だ。
誰も自分の事を信じてくれないと、ネットや電話でアリスターの事を調べていくアナ・・。
エンディング
※ネタバレ含む
・刺されたのは、確かに一緒にワインを飲んだ女性だったが、彼女はイーサンの産みの親で、妊娠8か月で家出をし、2年後に父親のアリスターが見つけて、イーサンを引き取った。
その後、ジェーンは刑務所にいたそうだ。
・ラッセル一家は彼女を避けていたが、彼女は家を見つけてやってきた
・ケイティのイヤリングがあったのはデイヴィッドが一晩寝たから
・ケイティを殺したのはイーサンで、父の秘書を殺したのもイーサン。人殺し息子をかばっていた父と母。
・アナの夫と娘は、彼女が運転する雪の日の事故で転落死。アナと夫は彼女の浮気で揉めていた。
・アナは妄想で夫と毎日電話で話していた
・イーサンは酒を飲んでばかりいる状態のアナの鍵を盗んだか合鍵作ったかで毎日家にいたと言う
感想
まずは、広場恐怖症の割に、初対面の人を家にいれてしまうところがアウト。地下に間借りしている男も前科持ちだしさ。
風呂上りで、ガウン姿のままイーサンをハグするところとか若干キモイしありえないでしょ。そして住人、皆カーテンしないわけ?丸見えでしょ。
こんな豪邸に住んでいる理由を知りたかったけど、最後まで出てこなかったな。
ストーリーよりも、この3,4階建ての豪華な家の方が興味深々。
親から貰ったのか、買ったのか、若い夫婦には買えない家でしょ。家の造りは凄くステキ。
一見、ゲイリー・オールドマン演じる父親が悪っぽいけれど、途中から絶対に違うだろうな、って予想がついてくる。
そして、最後はアナが見たことが正しかったとなるのも、想像がついた。
最後、イーサンが現れ、俺が悪なんだぜー的な感じがちょっと。アナの顔をあのガーデニングの道具で刺したのは痛いわ。
最後、娘が使っていたピンクの壁紙の部屋に分かれを告げ、前に進んだアナ。
ハッピーエンドだけど、なんかなぁ、サイコなイーサンがもう少しちゃんと気持ち悪かったらな。
正体を現してからがオレ見て系でイラっとしたし。