ネトフリホラー 獣の棲む家 あらすじ感想

獣の棲む家 概要

原題:His House
監督:Remi Weekes
配信日:Netflix・2020年10月30日
時間:93分

あらすじ前半

南スーダンから娘ニャガクを連れ、イギリスへ亡命したボルとリアール。

亡命申請をし、収容所にいる2人。娘を含む多くの亡命者は途中の海で溺れて亡くなった事がわかる。

やっと2人は仮釈放という形で、仮りの住まいを与えられる事になる。週に74ポンドの支援、労働は禁止、引っ越してはいけない、という条件。違反すれば亡命資格を無くし、強制送還。

バスでロンドンの町はずれへ連れていかれ、集合住宅地へ現地にいたケースワーカーのマーク(マット・スミス)に案内される。

与えれた家は2階建てだが超おんぼろだ。

マークは、普通はこのサイズの家ならもっと人数が多いけど、君たちはラッキーだと言う。電気もまともにつかず、ごぎぶりに、壁は穴が空いている。

獣が住む新居

初日の夜、ボルは家の中から何やら声を聞く。至る所に亡霊がおり、壁からは音がする。
しかし、やっと仮の住まいを与えられた彼は昨夜の事を妻には話さない。

病院で、看護師に母国では二つの部族が争っていて、殺し合っていたと話す。自分は、二つの部族の掘りを入れており、生き延びて来たと言う。

ボルは妻にイギリスの文化に慣れてもらいたくて、手ではなく食器を使い、2人の間でも母国語ではなく英語しか話さないようにする。

イギリス文化に慣れようと生活をはじめるが、ボルを始めリアールもこの家に住みつく霊に対面する・・。

見終わった人向けの感想

※ネタバレ含む
いやー、良かったよ初めの30分位は。壁から覗く顔とかちょっと怖いし。

ニャガクが本当の娘じゃなく、誘拐して実の母親から引き離したのはそりゃ駄目だわ。

呪われても仕方がない。しかも、海で溺れてしんでしまったなんて。

母国にいても殺されるだけだったかもしれないけど、どっちも酷いな。

ボルのした事は許されることじゃなく、ニャガクが死んでしまって十分悲しんだとか言う彼に全く同情できず、とにかく自分と妻だけ生き残れば良いと思っていた事が嫌だわ。

一方、リアールは自分を持っていて良かったけど、あの夢の中で母国で女性達が集まっているシーンでは、彼女のお腹に手を当て、首を振り、子供はいない、の意味は、リアールにも子供がいたけど流産したのかな、とも思えた。

で、最後ボルが彼女のお腹を見たようにも見え、今は妊娠しているのかな、と。

後半は、母国で体験した内戦の実態が夢であらわされているのか、アペスに見せられているのかどっちかわからないけど、ちょっとだらだら長かったかな。

それにしても、家賃や光熱費払わなくても良いとはいえ、ロンドンで週74ポンドでは暮らしていけないでしょ。

食費だけなら超ギリギリいけるかもしれないけど。

一番残念だったのは、最後のアペス!何なんだあの爺さんみたいな感じは。

急に路線が違うホラーっぽくなっちゃって、怖くもないし、しかも首切られて血を流してあっという間にやっつけちゃったし。弱いな。

もう一つは、2人の英語が上手すぎ。母国で勉強していたとしてもあんなに上手くは話せないはず。残念。