レディオアノット概要
原題:Ready or Not
公開日:2019年8月21日
監督:マット・ベティネッリ=オルビン
時間:1時間35分
登場人物:相関図
レディオアノットの主な登場人物の簡単な家系図を作りました。
兄弟のダニエルとアレックスは仲が良く、姉のエミリーとフィッチ夫婦には2人の息子がいます。
終始怖い顔のヘレンは父トニーの姉。長女は薬中で、その夫は超使えない。
ダニエルの嫁はとても嫌味たらしく、母ベッキーは3人の子供をとても愛している。

おおまかなあらすじ
ボードゲームなどを始め、ゲーム会社の販売事業が大成功した、大金持ちのル・ドマス家。
ル・ドマス家の次男、アレックスと結婚するのは、全く反対の境遇を生きて来た、里子だったグレース。
お城のような豪邸の実家で結婚式をあげ、無事にル・ドマス一家の一員になる予定のグレースだが、父トニーの姉の異様な雰囲気や、アレックスは終始心配する様子。
そして、伝統にのっとりカードを引き、出たカードの遊びをしなくてはいけなきと教えられ、何も知らないグレースは普通にカードを引く。
引いたカードは、かくれんぼ。
かくれんぼのカードを引いた瞬間、一族皆の表情が変わる。
ただのかくれんぼだと思い、逃げ始めたグレースだが、一族は武器を手に取り彼女を生け捕りにしようと探し始める。
感想
※ネタバレ含む
レディオアノット、痛快で面白かった。
かくれんぼのカードを引いてしまった時は、皆あぁ可哀そうにって表情だったのに、武器を手に取ると顔つきが変わり本気のかくれんぼをしだす。
テンポよく、余計なものもなく、皆がグレースを仕留める目的に突き進み、野蛮で血筋を続かせる為なら人殺しもする憑りつかれた家族の本気のかくれんぼ。
役立たずフィッチに、その妻もドラッグがないとダメ女。チャリティは嫁のくせに本気でかくれんぼをするし、父のトニーも契約に憑りつかれ、誰もそれを止めようとしない。
冒頭で出て来た昔のかくれんぼは、あの叔母ヘレンの婿を仕留めたとわかったし、(だからあんなにトゲトゲしてるんだね。)
3人のメイド達もどうしてか皆ゴスなメイクで、あんな3人のメイドや怖そうな叔母さん見たら結婚考えるわ。
結局最後、まともな思考をしたのは兄のダニエルだけで、アレックスも兄が死んでるのを見て、そしてグレースが母を殴っているのを見て、心変わりしちゃった駄目な奴だった。
エンディングは、スッキリ良かった。あぁやっぱり悪魔だったのね、と。
悪魔による消され方が容赦なく面白い。 そして、長男役のアダム・ブロディってレイトン・ミースターの夫なんだね。なんか意外。
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