これまでの話・・・
神父ポールのミサに通っている数人が若返ってきている
ライリーは”天使”に襲われ、違う者になる
彼は愛する人に危険を知らせる為に、自ら犠牲になる
おおまかなあらすじ
『第6章:使徒言行録』
朝陽が昇り、エリンの目の前で燃えて灰になったライリー。彼女は島へ戻り、まずは医師のサラにライリーの事を話す。
信じがたいその話を聞き、彼女も母親の血を太陽に当てると燃える事を突き止めており、それをエリンに見せる。
【神父】
神父はライリーが恩恵を受けたのにそれを捨て、死んだことを肌で感じると言い、ベヴァリーはまた入れ知恵を吹き込む。
聖書の話を持ち出し、ライリーが昨夜誰かと話したかもしれず、彼の様な人間がこの島にもいるはずだと言う。
そして、私達が持っているものを信じる者達に、復活徹夜祭で共有させるべきだと説得する。
【血液疾患なのか】
サラは、島の人々が何かを口にして、血液疾患になり、その結果、光に敏感になり、極度の貧血になり、傷ついた細胞を復活させている説を話す。
そしてライリーの場合は、血の中で急激に増えた何かが紫外線に反応して燃えたと言う。妊娠の場合も、恐らく母体が胎児を排除したのかもと聞くエリン。
そして、今後口にしないのなら、体からはその何かが減っていくはずだと仮説を立てる。
【ライリーの父エド】
ライリーの父は息子が手紙を残していなくなったと神父に会い来る。
神父について妄想のようなおかしなことを書いてあり、別れの手紙のようでもあり、不安になっているエドに、確かに神父は息子さんは普通じゃなかったと教える。
エドは息子の事をわかってやれなかったと悲しむが、神父は本土に戻っているだけかもと慰める。
手紙にはプルーイット司祭宛のもあり、我らは塵ゆえ、塵に帰るべきなりとある。
【ライリーの母アニー】
エリン達は、ライリーがこ逃げてと言った事に従おうと、大切な人をこの島から出そうとする。
アニーを訪れ、本土へ一緒に来て欲しいと頼むが、今夜は復活徹夜祭だからムリよ、と断られる。
そして、ライリーは死んだことを告げるが、彼女は信じられず怒ってエリンを追い出す。
【逃げ道が無い】
フェリーは町長が修理に出しており、男は他の船を修理している。スタージはベヴァリーの指示の元、島を停電させ、携帯の電波塔もストップさせる。
サラから話を聞き、保安官は半信半疑だ。しかし、息子は今夜のミサに父と一緒に行きたいとお願いする。
ミサが始まり、人々は蝋燭に火を灯し、聖歌を歌いながら教会まで歩いて行き、その群れにエリンやサラも混じる。
後半・エンディング
※ネタバレ含まれています
ミサが始まり、皆に話す神父。今夜は主の復活を祝う夜であり、新しい時代の始まりである
自分はプルーイット司祭について嘘をついていた。神の天使” が自分を癒しの恵みで若返えらせ、自分が司祭である。そして今夜自分が連れて来た ”神の天使” により、皆も試されるのだ、と。
その話を感慨深く聞くものと、一体何なんだ、と聞くものがいる。
神父は見本を見せる為、まずはスタージに毒を飲ませる。嘔吐し死んだ彼を見て、神父はすぐ終わるから大丈夫だと信仰を持てと皆に言う。
【天使のお出まし】
この光景を見た保安官は、息子を連れ教会から出ようとした時、入り口にはあの神の天使が訪れる。
天使は聖職者の服を着ており、背が高く、髪の毛もなく、耳はとんがっている。
天使だという者の外見を見て皆恐れるが、神父は天使の登場に喜び、興奮している。
天使は翼を広げ、その瞬間スタージが生き返った。
【致死毒:化合物1080】
狂人な信者は目の前で起きた奇蹟に感激し、そしてベヴァリー達は用意してあった毒を皆に配り始める。
神父はこれを飲み、今の体を滅ぼして、目が覚め主の様に復活し、聖なる体になると説く。
息子と逃げようとした保安官は発砲するが、男達に体を抑えられ、息子は毒を飲んでしまう。他の人々もそれに続き、毒を飲み、嘔吐し死んでしまう。
サラやエリン達は止めさせようとするが、リーザの両親も飲み、異様な光景になる教会。
【ベヴァリーの策略】
サラの母は落ちていた拳銃で神父の頭を撃ち抜き、天使は母に飛びかかり彼女を連れて行く。ベヴァリーは扉を閉め皆を閉じ込め、生き返った人々は血を欲し、飲まなかった人々を襲い始める。
エリンは隠れていたベヴァリーの腹を撃ち、エリン、保安官とライリーの母と弟とリーザと共に裏から逃げる。ライリーの父、エドは襲われてしまった。
ベヴァリーは神父の指示に従わず、教会の扉を開け皆を外へ出す。
感想
もう最高に笑えたのが、あのヴァンパイア=天使=悪魔が司教の服を着せられてる事。どうやって着せ第5話でも帽子を被っていて、服を着るとかそういう感覚あるんだぁって。取りあえず、どう見ても天使じゃないんだけど。
しかもさ、神父を撃ったことに怒ったって事は感情もあるんだろうね。自分をここまで連れて来た人を撃ちやがって、みたいな。
さて、ベヴァリー。神父より、もうこの人が主役だね。こんな聖書に基づく屁理屈ばかり並べて、威張ってるやつ職場にいたらどうなるよ。
また嫌な奴の演技が上手いわ。そして皆、毒を飲むなよ。もうカルトだね。信じる者は救われる的な。 日本は無宗教の人がほとんどだけれど、キリスト教が大半を占める国々にはベヴァリーもどきがいても不思議ではないはず。
【第1話との比較】
第1話と、この6話で、皆がミサに来ていて歌を歌っているシーンをうなじ角度から映していて、オルガンを弾いている人の髪の毛も、白髪から黒髪になっているし、ライリーの両親も、リーザの両親も眼鏡を外していて、白髪か消え、皺も消えている。
でもさ、ベヴァリーって特に外見変わってない気がするんだけど。飲んでなかったのかね。でも神父がジョーを殺した時に、若返りが判明してどこかで既にヴァンパイアにはなってるはずなんだけどね。