真夜中のミサ 最終回・あらすじ感想・第7話

おおまかなあらすじ

『第7章:黙示禄』
教会から外へ出た人々は、次々にミサに来なかった人間を襲い始めている。

天使に連れられ、息を吹き返し、目を覚ましたサラの母、ミルドレッドの髪の毛はも白髪ではなくなっており、完全に若くなっていた。

エリン達は一まとまりになり家に隠れているが、携帯をも使えず、逃げようがない。エリンは、彼らはこの後ボートを使い本土へ行って更にヴァンパイアを感染させる気だと先を読む。

そして、まずは子供のウォーレンとリーザをカヌーを使い海へ出し逃がそうとなる。

遂に彼らの家にベヴァリーが来て、アニーはエリンを子供達と一緒に行かせ、自分がドアから彼らと対面する。

【何もかも気に食わないベヴァリー】
ベヴァリーはアニーに用は無いと言うが、アニーはずっと言いたかったことがあると彼女に話し始める。

あんたは悪い人間で、神に特に愛されてるわけでもなく、英雄でも犠牲者でもないと言う。

ベヴァリーは負けじと、あなたの育て方が悪かったからライリーはああなったと嫌味を言い返すが、アニーは自ら首を切り自殺をし、ベヴァリーとスタージは彼女の血むさぼり飲む。

【真実】
ミルドレッドと教会にいた神父は、手をつなぎ座って話す。神父は、あの天使を持ち帰ったのは全て君とサラの為だったと打ち明ける。

痴呆で年老いていくミルドレッドと、自分達の娘に死んでほしくなく、天使を持ち帰ったと。

君とサラは自分の罪でも過ちではなく、彼はいつでも聖職者を辞め、ミルドレッドと一緒にどこかへ行く気があったと言うが、彼女は夫とサラを傷つける気はなかったからあなたと一緒に行くことはなかったと話す。

【馬鹿なベヴァリー】
ベヴァリーは全ての家々に火を投げ込み、燃やしていく。アニーは夫エドと再会する。2人は、自分達は変わり、餓えているが、他の人たちのように人を襲う事はしたくないと話す。

エンディング

※ネタバレが含まれます

【目が覚めた神父】
ベヴァリーは神父に外の燃えている様子を見せ、教会はノアの箱舟であり、船に乗り本土へ行くと話す。

私達が選ばれた人を公会堂へ入れると決め、他の人間の先の事は知らないと身勝手だ。

しかし神父は自分達は間違っていたと認め、今すぐこんな事止めなければと目が覚める。ベヴァリーは聖書の事を話し、神父を責め始め、日の出を楽しめとセリフを残す。

【告白】
公会堂の前へ集まった人々。ベヴァリーはミサに来ていなかった人間に嫌味を言い、その男を仲間から外す。それを見ていた神父は、皆を教会へ入れようとする。

教会にはサラが灯油をまいており、神父は母との関係を黙っていた事を謝り、愛していると告げ、娘を逃がそうとし、自ら蝋燭を倒そうとする。


しかし、後ろからスタージがサラを撃ってしまう。

【娘を殺された父】
神父はサラに自分の血を飲ませようとしたが、彼女は吐きだし、2人はサラを抱え、彼女が子供の頃に好きだった場所へ連れて行く。

神父は信者を置いて、蝋燭を倒し、教会は燃え始める。

ベヴァリーは灯油を公会堂へまいている保安官を撃ち、それを見た息子は、父の信念の為にライターを公会堂へ投げる。

【天使】
エリンは天使に襲われ、血を吸われている間、奴の翼をナイフでズタズタにする。

良心が戻り、皆教会から離れていく。ベヴァリーは家を全て燃やしてしまっているから、これで行き場をなくしたヴァンパイア達。

天使はズタボロの翼で辛うじて飛んで逃げ、アニーは讃美歌を歌い始め、皆それに続く。

【夜明け】
保安官と息子は岸辺でイスラムの神に祈り、朝陽が昇る前に父は死に、息子は朝日で燃える。

神父達は桟橋の上でサラを抱き、神父のカラーを捨て、ベヴァリーは最後まで悔しそうで、土を掘り出すが、時すでに遅く燃えて灰となる。

カヌーの上から燃える島を見て、飛んでいく天使を見ていたウォーレンとリーザ。リーザは脚の感覚が無い事に気づく。

真夜中のミサ感想

真夜中のミサ、全7話、特にこの最終回はつっこみどころ満載でした。

つっこみどころ満載5点

①なんでさ、フリン家の人々だけ人を襲わず、高潔な感じにしてるわけ?

②岸まで逃げたウォーレンとリーザ。さっさとカヌーに乗って逃げれば良いのに、両親に愛してると言い始め、祈り始める。カヌーに乗ってから祈れよ、と。

③あんなにズタボロにナイフで翼を切られて気づかないわけ?しかも、気づいた時の様子が笑える。

④毒飲んで、人を殺して、人を襲い、最後はそれでも讃美歌を歌うのかっ。

⑤神父よ、あんたの所為で散々な目にあったのに、最後は神父をやめるのかっ。


小さな島に住む神を信じるクリスチャン達という点で、サード・デイに似てる部分もあり、でもまた全然違く、他にやることが無いからなのか、あんなに神の事ばかり話すのは。

リーザの脚の感覚が無くなったのは、朝日が昇り、暗闇へ逃げきれなかったあのヴァンパイア天使が死んだからなんだろうけど、この二人完全にこの先、前途多難な生き残りだね。

エリンが死ぬ時も、宇宙の話とかなんちゃら長くて、どのエピソードも1時間以上なのは、この長い長い哲学っぽいセリフの所為だね。

あのヴァンパイアの翼の作りが結構ちゃんとしてるなぁと。

最後、キレイキレイし過ぎて、うわぁーと引いたけど、結局何が言いたかったドラマなのかいまいちわからない。