ノルウェーのホラー ミステリーバス あらすじ概要感想

ミステリーバス:概要

原題:Bloodride
配信:ネットフリックス2020年3月13日
制作:チェティル・インドレガルド、アトレ・クヌッセン

ノルウェーのホラー、全6話のミニシリーズのミステリーバス/Bloodride。

それぞれのエピソードが30分ほどで1話完結のシリーズ。

英語の吹き替えで観ましたが、エピソードによっては声が合ってなかったりと違和感は多少あったものの、短いエピソードで起承転結があり、なかなか面白かったです。

各話おおまかなあらすじ

ミステリーバスの各話あらすじです。最後のネタバレは書いてありません。

どれもユニークで、よく30分のなかでちゃんとひねりを入れて完結してあり、他のホラーって余分な部分が多すぎるんだなと思いました。

全6話の中でまぁまぁ面白かったのは、2の狂気の3兄弟と、4の古い学校。

1.究極の選択

夫の事業が上手くいかず、都心の家でのローンの支払いが出来なくなり、夫と一人娘と田舎に引っ越してきた家族。

夫と娘は自然と広い家も気に入るが、田舎に慣れていないモリーはここに住むのに反対だったが仕方がない。

そして引っ越してきたその日、挨拶をして来た隣人夫婦が明日は村中の皆で家の修復を手伝うと申し出てくれる。

翌日、村人大勢が家の修復に来てくれたのだが、何故か皆動物を連れてきている。

犬や猫だけでなく、ポニーや豚までも。親しくし過ぎる上、あの動物の数にも驚くモリー。

森でランニング中だったモリーは夫人達が森である事をしており、ある秘密を知る事になる。

それはこの石の上で大切にして来た動物を捧げると、見返り(金)があると言うものだった。

何としてでも、この田舎から都会に戻りたいモリーは、家の地下にいたネズミを試してみる・・。

2.狂気の3兄弟

精神病院から退院したばかりの20代半ばの青年エリック。

母は彼に仮住まいを準備し、家からは出ないでとお願いし買い物に出かけるが、そこへ兄2人が訪れ、嬉しい再会を果たし、気分転換に父の小屋へ行こうと弟を誘う。

途中のガソリンスタンドで兄達が女性をヒッチハイクをし、小屋でお酒を飲み始める4人。

エリックが精神病院に入った理由が父を殺したからだと知った女性だったが、彼女にはそんな風には見えず、逆に上の2人の兄達が暴力化し始める。

彼女を縛り、止めようとするエリックを殴り、エリックに彼女を殺せと脅し始める・・・。

3.毒筆

金持ちの両親に、与えられた高級車に、高級な大学の寮に彼氏。

ある日、何不自由ないオリヴィアは、興味のある執筆の講座に参加する。

講座にはとても満足し寮に帰ると、オリヴィアを嫌う女生徒達が、自分を殺す計画を立てているのを聞いてしまう。

彼氏もグルになっており、オリヴィアはそこから辛うじて逃げるが、今起きた出来事が、講座で会った中年男性が書いている内容と同じだったことがわかる。

オリヴィアは逆手に取り、自分も続きを書いてみると実際に書いた事が起きてしまう。

2人は仕切り直しにレストランへ行き、講座の話などをするが、誰かがまだ続きを書いていることがわかる・・・。

4.モルモット

製薬会社で、重役と秘書だけで新薬を祝うディナーをするが、社長は金庫に入れておいた新薬が無い事に気づく。

社長はここにいた妻、秘書、その他3人の計5人の誰かしか盗めないとし、彼らを尋問し始める。

服を脱がせ、下着だけになっても新薬は出て来ず、彼は更にエスカレートしマウスの実験室へ彼らを入れる。

鍵をかけ、誰かが知っているはずの暗証番号は金庫と同じだと言い、彼らを閉じ込める。

中にいる5人はそれぞれ疑心暗鬼になり、お互いを罵り合い始める。

誰も口を割らず、違う部屋で防犯カメラで様子を見ていた社長は、5人の中の1人の過去を割り出し犯人を特定する。

社長は実験室に毒ガスを撒き始め、耐えきれなくなった一人が暗証番号を押し、ドアを開ける・・・。

5.古い学校

都会で新米教師をしていたサナは、2年目に田舎の小学校へ赴任する。

この小学校は長らく閉鎖されており、およそ40年振りに開校になった学校だった。

生徒数も少なく、赴任した初日に地下から何か声を聞いたような気がしたサナ。

この学校では1978年に学校に通っていたストーレン家の4姉妹が失踪した。

家で発見された母親の遺体は死後1年以上経っており、4人は子供だけで暮らしていたが、今も行方不明のままだという。

当時子供だった校長は、彼らは地域になじめずに、酷くいじめられていたと話す。

こっそり森にまだあるストーレン家へ行ってみたサナは、学校の用務員の男に彼らは悪魔の子だから関わるな、と怒鳴られる。

それを宿舎の家主に話し、2人は用務員が少女達を殺したと思い、学校の地下を探しに行く。

案の定、子供たちの骨が見つかり、彷徨っている霊に祈りを捧げるが・・・・。

6.暗黙のタブー

会社のパーティーに出席した新人のクリスティンとポールの2人は、社長のスピーチでマルタという社員が事故に遭ったと話すのを聞き、その事件に興味を抱く。

手すりのあるバルコニーから転落し、顔面から落ちて昏睡状態だと言う。

先輩社員の情報により、先輩のウィリアムとヘレネが虐めてたと考えに達した2人。

受付嬢のクリスティンは各部屋の鍵を持っているので、ヘレネを閉じ込め彼らのいじめを暴露しようとしたが・・・・。