チェスナットマン あらすじ最終回・第6話

おおまかなあらすじ

ゲンツの家には誰もおらず、ニュランダ達はゲンツが行きそうな場所を捜査し始める。

トゥーリンはチェスナット農場を見つけた。

家の中には誰もいなかったが、警察用の機器と事件の写真などを見つけた彼女はゲンツに電話するように指示。

しかしゲンツは遂に自分の正体を明らかにし、彼女を薬剤で意識を失わせる。

【大臣失踪】
大臣ローザの失踪や娘の生存の可能性も報道されている。ローザは携帯を捨てているのでコンタクトが取れない。

ニュランダ達は、ゲンツが監視している家に、ドイツ語の新聞がある事から、その家を探し始める。

ヘスは署へ戻ろうとしていたが、トゥーリンの娘から電話をもらい、彼女を探しに行く事にする。

【再会】
ローザは農場へ着き、トーケ(ゲンツ)と再会する。

ゲンツはこの家の事を1人でべらべら話し、ローザはあの時の嘘を謝るが、悪気はなかったと弁解する。

しかし彼はあの嘘が本意だったと思っている。

捕らえられているトゥーリンと3人で座り、ローザに歌を歌わせチェスナットマンを作らせる。

【当時の監禁室へ】
キリを取ろうとしたローザの手を突き刺し、自分と妹が監禁されていた地下室へ連れて行く。

ローザを台に乗せ、手足と口を拘束し、ゲンツは電動のこぎりで手首を切り始めるがそこにヘスが到着する。

トゥーリンは縛られているテープを自力で切ろうとしている。

ヘスは地下へ行くが、ゲンツにぼこぼこにされる。

エンディング

※ここからはチェスナットマンの最終回のネタバレが含まれます

ヘスはニュランダに農場の事を伝えて有り、警察が向かっているが、地下に灯油をまかれて閉じ込められる。

トゥーリンは脱出し、拳銃を手に中へ入るがゲンツに殴られ車で連れて行かれる。

ゲンツは家へ火を付け、ヘスは電動のこぎりで窓の格子を切断に挑む。

【ゲンツの最後】
燃えている中、ローザを外へ出しヘスも脱出に成功する。

車で逃げるゲンツを走って追うヘス。意識を取り戻したトゥーリンは後ろから羽交い絞めにして車を停止させる。

そこにヘスが追いつき、トゥーリンを殺せないゲンツは猛スピードで車を走らせる。

車は横転し、投げ出されたゲンツの体は木に突き刺さっている。

ゲンツの携帯にアストリッドからかかってきた電話で、ドイツの隠れ場所がわかる。

【アストリッド】
翌日。ヘス達はドイツのアストリッドがいるであろう家へ向かっている。

そこにクリスティンもいるかもしれないので、ローザ達も一緒に行く。

アストリッドは逮捕され、鍵がかかっている地下室には綺麗な子供部屋がある。

ベッドの下を覗くトゥーリン達。

【クリスティン】
外で待っているローザ達は1年前に行方不明で殺されたと結論づけられた娘と再会を果たす。

クリスティンを殺したと自白した男、ベッカーは釈放される。

ヘスはブカレストへ異動になり、リーはファミリーツリーにヘスを追加し、それをトゥーリンが渡す。

感想

ネトフリのチェスナットマン、全6話とても良かった。

個人的にはより暗く重く、アメリカなメア・オブ・イーストタウンより好きだったかも。

マリアンヌに続き、英語の吹き替え、日本語字幕で見れば、自分の中でヨーロッパ系の海外ドラマでも気にならずに見れると判明。

初めは不愛想で自分の事しか考えていないようなヘスと、次第にトゥーリンと協力し事件を捜査する2人。

この二人の他に、犯人も頭が良く、わざと挑発するようなことを実はずっと繰り返しており、第5話のエンディングまでわからなかった。

【トーケの経緯】

自分の親が酷かったから恐らく里子に出され、初めの里子のところでも嘘により里子を拒否され、そして農場では酷い目に遭う。

12歳位の少年トーケが自分よりもはるかに体が大きい大人2人と、自分より年上の10代の子供を殺し、そして双子の妹と生き延びる。

事件は農場の主、ウロムが里子を虐待していた罪悪感から家族を殺し、自殺して終わったと結論づけられた。

なので、トーケはきっと頭がとてもキレたんだろうな、と思う。

ものの12歳で4人を殺し、その後ももちろん里子や施設かなんかで暮らし、18歳前には中退したものの、ちゃんと医学の道へ進み、そして計画的に復讐を果たす。

【復讐の理由は、母親失格】

虐待をする里父。里母に助けを求めたのに助けもせずに、虐待されている様子を撮影を続けた彼女。

第5話の最後の方で、母親に対する理想像をトゥーリンに話している。

【ゲンツの計画】

18歳の頃にトーケからゲンツに名前を変えた

同じ栗を使うのは危険だと承知していたが敢えて使用

農場をローザが大臣になった頃購入した

子供達を救う為に悪い母を殺した

ローザで最期の殺しの計画の予定だった

最後、クリスティンを1年間監禁していた部屋も綺麗な子供部屋で、ちゃんと食べ物を与えていたようだし、ゲンツもアストリッドも自分が子供の頃に酷い扱いを受けたから、酷い事はしたくなかったんだね。

面白かったな。シーズン2も制作して欲しいな。

唯一笑えたのは、第6話で、祖父がリーに夕飯はフィッシュ&チップスを買いに行こうって言ってるのに、字幕がミートボールカレーだった。

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