概要
原題:The Haunting of Bly Manor
公開日:2020年10月9日
配信:ネットフリックス
監督:マイク・フラナガン
はるばるアメリカからイギリスへある事情があって、子供の世話をしに来た女性ダニー。
彼女を雇ったのは両親を亡くしたマイルズとフローラ兄妹の叔父、ヘンリー・ウィングレーブ。
大きな屋敷に住み込みで働き始めたダニは、普通ではない恐ろしい体験をすることになる。
相関図
ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナーの主な登場人物の相関図を作ってみました。
マイク・フラナガンの作品なので、彼らはほぼ親戚なのか、またも同じ役者が揃ってます。
時は1987年のロンドンにある大きなお屋敷に住む、ウィングレーブ兄妹と、彼らの世話をする人々とのお話しです。
叔父のヘンリー・ウィングレーブは屋敷に近づかず、アシスタントのピーターを使います。

トリビア
思ったよりへぇとなるトリビアがなかったのですが、217はなるほどね、となりました。
①ピーター役のオリヴァー・ジャクソン=コーエンは、初めはジェイミー役だったが、前作でヴィクトリア・ペドレッティと双子役だったから配役を替えた
②ほとんどのダニのシーンの後ろにはゴーストが映っている(全部だったり、顔、手だけだったり)
③スティーヴン・キングは前作のホーンティング・オブヒルハウスの熱烈なファンであり、マイクフラナガンとお互い尊敬しあっている間柄。
そして、ダニが宿泊したホテルの部屋番の217は、スティーブン・キング原作のシャイニングに出てくる部屋番217から取ったものである。
スタンリー・キューブリックが監督した映画、シャイニングでは237番であり、1997年のTVシリーズのシャイニングでは217番である。
原作とアダプテーション
このホーンティング・オブブライマナーの原作は、1898年に発表されたヘンリー・ジェームズの中編小説、The Turn of the Screw(邦題:ねじの回転)。
日本語に翻訳されたものは8冊で、下記では主に最近のものを載せてみました。
【2017年発行、小川高義訳】
【2005年発行、南条竹則訳 心霊小説傑作選】
(修正中・・・)
ターニング
そしてこのヘンリー・ジェームズの同作品の映画作品が、ネットフリックスでも配信されている、『ザ・ターニング』。
アメリカでは2020年1月に劇場公開されています。
IMDbレイトが3.8と異常に低いのでまだ見ていないけれど、どれだけ酷いのかはとても気になる。
まとめ/感想
ホーンティング・オブ・ブライマナー全9話。ホラーというよりは、ラブストーリー。
ブライマナーがヒルハウスと比べると、なぜか断然劣るのは、とにかくしつこいから。
・同じシーンをだらだらと何度も繰り返すから
・第8話の丸々1話を使い、フラッシュバックを再現したのはしつこい
しかも、また妻を良いところに使用するフラナガンがね。(妻だって後から知ったけど)
・ハナとオーウェンのシーンもしつこい。お金あるんだから、もう少し少ない回数で上手に見せて欲しい。
そして、一番驚いたのが、ジェイミーの20年後。
あれはどう見ても、ダニだと思うでしょ。目の大きさどう見てもダニでしょ。意地でもお気に入りの女優を使うからあぁなるのよ。
もういっそ、ヒルハウスを超えるホーンティングシリーズ3作品目を作って欲しい。
【ホーンティング・オブ・ヒルハウス相関図・各キャラ紹介】