Mr.ノーバディ概要
原題:Nobody
監督:イリヤ・ナイシュラー
時間:92分
公開:2021年3月26日
配信: U-NEXT
Mr.ノーバディの映画が決まり、ボブ・オデンカークは2年間のトレーニングをして臨んだ作品。
脚本は、キアヌ・リーブス主演のジョンウィック全3作品のデレク・コルスタッド。
感想
Mr.ノーバディ。オープニング良し、真ん中良し、エンディング良し。余計な物なくて良し。
もう、映画初めの毎週ゴミ出し失敗するところから、繰り返し映し出される単調な毎日のシーンも笑えたし、長男始め妻からもあなた大丈夫?的な眼差しで見つめられ。
何やら電話か無線で話している相手は、実は彼が ”存在しない事になっている” 彼の素性を知っており、
それもまたちゃんと後に説明してくれて、満足。
今までの有名俳優のリーアム・ニーソンやデンゼル・ワシントンが演じていた、いかにも強くいキャラとは違い、実は無敵の頭の切れる役をマッチョでもなく、ゆるい感じの中年のオブ・オデンカークが演じ、とてもはまっていたと思う。
【しびれるシーン】
個人的に、ボブ・オデンンカーク演じるハッチ・マンセルにしびれたシーンをいくつか。
・バスの運転手から携帯を取り、(911呼ぶなというところ)
・今までずっと経歴を隠していた事
・そして息子や隣人にバカにされても実は強者だという事実
・地下室が実はパニックルームになっており、そしてそこで妻にキスするところ
・今までの報酬で実はたんまり資産を持っていて、金や現金を隠しもっていた事
・彼の素性を知ったものが即逃げるところ
・やる時はやる本質が現れた時、家族には指一本も触れさせないところ
・マフィアを一山殺しても即時に釈放な人物だった事 ・煙草をふかしながらNobodyと答えた時(煙草なしバージョンも撮ったらしい)
トリビア5点
※ネタバレ含まれてます
imdbに投稿されている、Mr.ノーバディのいくつかトリビアを。
①ボブ・オデンンカーク自身も2回も家に強盗に入ら、家族にとってトラウマになった経験がある
②ハッチの手首タトゥーは死を意味する。
トランプのダイアモンド2がスペード7の上にあるもの。一般にスペードは死、不運、暴力を意味し、ダイアモンドは金を意味するもので、=このタトゥーをしている者は金で死と暴力を扱う者と言う意味
③バスのシーンのI Gotta Be Meの曲は、初めはシューベルトのアベマリアだった。
④ボブ・オデンンカークと、父親役のクリストファー・ロイドは同じ誕生日
⑤ラザニアのシーンは、大きな議論いなり、妻役のコニー・ニールセンは断固としてパルメザンチーズを上に乗せることに反対したそう
良かった点まとめ
※ネタバレ含まれてます
アルファベットの3文(CIA)の凄腕殺し屋=会計士(Auditor)=一番恐れられる人間だったハッチ。
ハッチの父親はFBIで、彼も同じタトゥーをしていていた この、クリストファー・ロイドの老人ホームのシーンも最高。殺されちゃうんじゃないかとハラハラしてたんだけど。
リモコンを持った時に一瞬タトゥーが見れるよ。
凄腕殺し屋で、凄い報酬をもらっており、引退する時に存在していない人間になり、憧れた家族を持ったけど、本能覚醒しちゃったハッチ。
超面白かったな。 家に侵入し、地下室で殺した手下達に話しかけるシーンも良かったわ。
そして各シーンの音楽のチョイスも歌詞がマッチしていて面白いし。 結果、ボブ・オデンカークのファンになりました。
是非、Mr.ノーバディの続編なり、前編なりを作って欲しいと思っています。そして、腹違いの兄弟のハリーの仕事とかも映して欲しい。待ってます。 Photo@www.imdb.com