サラ・ポールソン RUN ラン映画 あらすじネタバレ感想

ラン概要

原題:Run
監督:アニーシュ・チャガンティ
時間:89分

Huluオリジナル映画、サラ・ポールソンと、キーラ・アレン主演のサイコロジカルスリラー。

娘役のキーラ・アレンは2015年から麻痺が始まり、実生活でも車椅子を使用している。

あらすじ前半

病気な為、献身的に面倒を見てくれる母を信頼し、ホームスクールで一生懸命に勉強をしているクロエ。

大学への進学試験を終え、結果を心待ちにしている日々の中、未だに合否の通知は届かない。

そんなある日、クロエは母が買い物をしてきた紙袋の中に、母の名前の処方薬を見つける。

中には緑色のカプセルだ。 しかし、その夜、母は緑色のカプセルを新し薬だと言い娘に飲ませる。

やはり何かがおかしいを感じているクロエは、母が不在の時に薬の容器を見てみると、上からシールが貼り替えられていた。

そして、適当に電話をかけた人に、ネットで”トリゴキシン”という薬を調べてもらう。

しかし親切にも応答してくれた男性のお陰で、その薬が心臓病の薬で、緑色ではなく、赤色だと判明する。

クロエは映画好きの母を映画に誘い、上映中に自分はトイレに行くと言い、薬局へ行く。

Photo@hulu

あらすじ後半

※ネタバレが含まれています

いつも母が薬を受け取る薬局の薬剤師は母の薬なら守秘義務でないよは答えられないと言うが、薬剤師はこの薬が動物病院から処方されているものだとわかる。

そして、この薬は動物用で人間が使用すると、麻痺が生じると知る そこでパニックになり発作が起きたクロエ。母が駆けつけ、注射を打つ。

翌朝、家で目が覚めたクロエは自分の部屋から出られない事がわかり、どうにかして脱出する方法を考える。

怪我をしながらも家を出たクロエは、いつもの郵便局員に助けを求めるも、彼は母に注射を打たれてしまい、家へ逆戻り。

次は家の地下で目が覚めたクロエは自分と母の過去を知ることになる。

エンディング

※ネタバレ含まれています

17年前の2002年1月30日に、母は未熟児で出産した我が子を2時間で亡くしていた。

そして、同じ病院から新生児が誘拐され、犯人が見つかっていないという、2002年2月1日の日付の新聞記事。

クロエは母が自分の本当の母ではないとわかり、それを察したダイアンはクロエを更に麻痺させようと毒を盛ろうとするが、クロエは自ら違う毒を飲み、救急車で運ばれる道を選ぶ。

病院で目が覚めたクロエだが、話すことができず、看護師の隙を見てダイアンからまた連れ出されてしまう。

拳銃を持っているダイアンに警備員が追いつき、肩を撃たれたダイアンは階段から落ち、クロエは母から助かり、一件落着となる。

【7年後】
時は7年後。クロエは結婚をし子供もいるようだ。 車いすを使用しながらも、杖を突き歩くこともできる。

そんな彼女は母が収容されている施設を訪れ、一方的に話をし、動けない母に口から出した緑色のカプセルを飲ませる。

感想

あのエンディングには結構不満。

悪い母は逮捕されました、今は幸せに暮らしています、だけで良かったと思うんだけども。

利発な主人公を応援してたのに、最後はお前も同じかっ、とちょっと残念。

それにしても、パトリシア・アークエットが主演のTVシリーズのThe Act(見せかけの日々)と非常に似ているね。

この映画RUNもダイアンは代理ミュンヒハウゼン症候群なのか、違うのかは不明だけど、それにしても恐ろしいわ。

ザ・ストレンジャーにも、そんな母親が出てくるけど、日本にもこの症候群の犯罪ってどれくらいの数がいるのかな。ニュースで見た事ないけど。

最後の方はなんか見ていて、気持ち良いものではなかったけど、まぁまぁ楽しめたサイコスリラー。

サラ・ポールソンのギラギラの目が怖い。