概要
原題:The Third Day
公開日:2020年9月14日
ジャンル:サイコロジカルスリラー、フォークホラー
配信:U-NEXT
ブラッド・ピットプロデューサーの全第6話のミニシリーズサード・デイ。
配信は、3話ずつ構成が分かれていて、始めの3話がジュード・ロウがメインで季節は『夏』。
そして残りの3話のメインがナオミ・ハリスで季節は『冬』。
そして、この間の『秋』の話、The Third Day :Autumnと言うのがあるんですが、それは配信されておらず、11時間55分の生配信のみだったよう。
夏と冬の間に9か月のギャップがあるんだけれど、どうしてその『秋』を普通のエピソードとして配信してくれないのかは不明。
相関図
サード・デイ前半の主な登場人物の相関図を作ってみました。

おおまかなあらすじ
【第1話:Friday-The Father】
『息子の記念日』
妻に電話で、店に置いてある4万ポンドを今日中にアディへ渡さないとダメだと主張するサム。
サムは亡くした息子の記念日にオシー島の近くにある川で息子の洋服を流し、儀式を終え、どこかで聞こえる声の方へ歩いていく。
『森の中』
すると、10歳未満位の少年が縄を持っており、高校生位の少女が縄を引っ張れと言っており、縄は外され、彼女は首吊りをする。
その瞬間を目撃したサムはすぐに助けに行くが、その場に少年はいない。
少女エポナは警察も病院にも電話をするなと言い、彼女の家へ連れて行く事にする。
『オシー島へ』
引き潮の時にしか出ない道を通り、彼女の住んでいるオシー島へ行き、落ち着かない様子のエポナは家ではなくパブへ行ってくれと言う。
パブを経営しているマーティン夫妻はサムをエポナを救ってくれた男性だと快く受け入れる。
サムはこの島の何かに怯えているんじゃないのか?とエポナに聞くが彼女は口を閉ざす。
もうすぐ島のお祭りだから島は準備で忙しいと言い、電話もほとんど通じず、パブには、何故か遺体の写真が多数飾ってある。
『取られた金』
役人アディへ渡すはずだった4万ポンドは全部なくなったと妻からメールが来る。
明日には電話は工事で通じなくなり、今すぐにでも島を離れたいサムだが、マーティンはきっと金を取ったのはそのアディという男だとサムへ言い、サムは信じてしまう。
マーティン夫人は昔、サムの息子の事件をTVで見てあなたを覚えていると話す。
エンディング
※ネタバレが含まれます
『エポナの父』
サムはエポナの父親がライフルを持ち、娘の事でわめいているのを目撃し、マーティンは彼は危ない人間ではないと言うが、エポナは怯えてる。
海の道が閉じる前に帰ろうとするが、エポナの事が気がかりで、海沿いまで来たが、道はもう閉まっており、そして森で見たあの少年が自分を見ている。
サムは少年を追いかけるが見失い、そして、エポナの父と他の男達が屋敷の男について話しているのを盗み聞きする。
『ジェス』
パブの上へ泊まるしかなく、同じ部屋にはもう1人の宿泊客の女性ジェスがおり、彼女の携帯を借り、アディに金の事を聞くが、彼は緊急で病院におり、金は取っておらず自分の勘違いを謝るはめに。
2人の娘がいる、博士号の勉強の中のジェスと合い部屋になり、夜は島の人々と飲み明かす。
サムは夜の島であの少年を追いかけ、島の外れにある建物の中で血だらけの生贄みたいなものがある夢を見る。 そして車のトランクの中であの4万ポンドを見つけ、その金を持っていく。
感想
HBO制作のサード・デイ。 始めはゆるやかな感じのドラマなのかと思ったけれど、一応ジャンルがフォークホラーになってるので気になったので観てみました。
撮り方が、ジュード・ロウのドアップに、背後がアンフォーカスなシーンが多い。
興味あるのは、93人しかいない小さな島で、エポナが自殺しようとしたのに、なんか普通に事が進んでいるし、警察もいないこと。
そして、ラリーとマーティンが密かにかわした、十字切りの順番が普通は上から下なのに、下からやってる事。
明らかに、マーティンは何かを隠しているし、あの少年も意味があるはず。
魚の被り物も不気味だよ。そしてあの金はどこから?
誰かがサムの車に入れたのかな?
実際にあるこの島は、名前も同じでイギリスのエセックスにあり、かつてはチャリントン醸造会社が営んでいた、酒とドラッグに溺れた人を治療するための場所だったらしい。
【第2話】