ネトフリ オハイオの悪魔 相関図・エンディング感想

概要

ネットフリックスで配信されたリミテッドサスペンスドラマ、オハイオの悪魔。

原題:Devil in Ohio
配信:2022年9月2日
原作:ダリア・ポラティンの同名小説

相関図

オハイオの悪魔の主な登場人物の簡単な相関図を作ってみました。

主人公は病院勤務の精神科医のスザンヌ・マティス。やりがいある仕事に理解のある夫、そして3人の娘に恵まれた女性。

3女のダニは、亡くなった親友の子を赤ん坊の頃に養子に迎えています。

長女と次女は高校生でそれぞれ悩みを抱えているものの、仕事に忙しく、更にメイの事が絡み、次第に家族の時間は減っていきます。

オハイオの悪魔相関図
Photo©Netflix

感想

悪魔カルト系で期待して見たけど、期待外れに終わった。

典型的なネトフリサスペンス。

パッと見、目立つ俳優も女優もいなのだけど、実際見てもパッとしない。

全8話のリミテッドシリーズなので、続きはないけれど、スッキリしない終わり方でした。

エンディング

最終話ネタバレ含む感想です

結局スザンナがカルトに戻り、自らを犠牲にして死ぬことを選んだメイ。

学校のダンスパーティーからいなくなり、気づいたスザンヌは自分の子供達をほったらかして1人で彼女を救いに行ってしまう。

って、もうここがおかしいよね。高校生の娘も警察にまかせろって言ってるのに。

でも、そこがこのドラマの主人公の問題であって、自分も過去に義理の父親に虐待を受けて来て、一緒に逃げようと母に言ったのに、母は義理の父を選んだ過去がある。

その過去の呪縛に本人は気付いていなかったけれど、自分がメイを救わないと、と思い込んでいた。

そしてメイを救った後は、メイを手離すことができず、そして本来の家族とは別居をしている始末。

3人の娘と夫は夫が管理する事になったアパートで暮らす羽目に。

で、オチがメイと2人で感謝祭の料理を作り(2人なのに膨大な量)食べるぞ、っていうところで、ロペス刑事から電話がある。

内容は、ダンスパーティーに一緒に行ったテディ(ヘレンの元彼)の車がカルト教団敷地の外で見つかり、車は盗まれたと判明。

そして、クイーンに選ばれて貰える赤いバラを自ら白いバラに変えていたのがセキュリティーカメラに映っていた。

と言う事は、メイはヘレンの元彼を敢えて誘い、車を勝手に使用し(盗み)、

白いバラで自分があたかもカルトのスイッチが入ったかのように見せかけ(ジュールズは白いバラでスイッチが入ること母から聞いて知っていた)

自ら教団へ戻り、でもスザンヌが助けに来ることまで計算していた、という話。

そこでやっとスザンヌが自分が間違っていたと気づく。

メイが裏庭に地道に作っていた祭壇には、自分とズザンヌの写真だけがあり、他にはマティス家の人々の大事なものとか、

そして最終的に、メイの願い通りになり、彼女の願いは叶ったと言うエンディング。

家族のカルト教団も怖くないしな。エーモン郡の保安官が若干不気味だったけど、特に何をするでもなかったし。

もっと怖くしてくれればな、面白くなったかも。学校のシーンはティーンドラマみたいな感じでそこもいまいちだったし。

いくら自分が虐待されてたからって、自分の子供達ほったらかし過ぎなんだよスザンヌ。

旦那も甘すぎでしょ、金ないのに。っていう事を想うドラマでした。

自分はハッピーエンディング好きなので、刑事から電話があった時点で、即メイから逃げ出し夫のいる所に行って、家族が皆メイはやばい、って言ってたのに信じなくてごめんね、てところまで映して欲しかったな。

で、メイは1人施設へ送られるという。