Amazonプライムで配信されている、イギリスのスリラードラマ、デビルズ・アワー~3時33分~を全話見終わりました。
相関図とあらすじ、感想をアップします。

概要・あらすじ
原題:The Devil’s Hour
原作・脚本:トム・モラン
配信:Amazonプライム
虐待を受けている子供などを保護する仕事をしているソーソシャルワーカーのルーシーは、8歳の一人息子、アイザックと暮している。
息子は感情を一切表に出さず、笑わない、怒らない、泣かない、などの症状を抱えており、息子を理解できない夫のマイクとは別居中だ。
アイザックの症状は、今まで何度もセラピーを受けても改善はしていない。
ルーシーは、息子の事でも手一杯で、母は認知症と統合失調症を患っており、毎晩3時33分になると奇妙な怖い夢を見ては目を覚ます。
殺人事件が起き、息子も行方不明になり、自分がまだ体験していないはずの記憶を持っていることに気付いたルーシーは、殺人犯であろうギデオン・シェパードについて警部ディロンと一緒に捜査していく。
相関図
デビルズ・アワー3時33分の主な登場人物の簡単な相関図を作ってみました。
主人公は、ソーシャルワーカーのルーシー。毎晩3時33分に目が覚める。

感想
面白かった。面白かったけど、エンディングが超嫌だった。
始めから最後まで、母であるルーシーと息子のアイザックの絆のようなものがメインだったのに、あのエンディング。自分的には有りえない。
そして、あの超嫌な男、マイクになんの罰もなし??
あのマイクに何か凄く悲惨なエンディングを期待していたのに、何もなし。
そして、ギデオンが何なのかちゃんと説明してないところも不満でした。
ネタバレ
※ここからネタバレ含まれてます
最期の最後で、あのギデオンがどうしてルーシーが体験をしていない事柄をデジャブのように覚えているのかを説明したギデオン。
何度も死んでは繰り返しているうちに、ここをこう変えれば死なない、という事を学び、心中しようとしていた父を先に殺す事で、生き延びた彼。
そして、どうして自分は死んでもまた自分に回帰するのかを考えていた彼は、死ぬはずだった人間を助ける事が使命だと思うようになり、彼なりの人助けを始める。
人を殺していたのは、その相手がろくでもない人間だったからで、(少女をレイプとか)
ルーシーの場合は、彼女の母親が自殺をするのをギデオンが防ぎ、彼女には母が自殺したバージョンとしないバージョンとの記憶が潜在的に残っており、
そのせいで、毎晩3時33分に似たような夢を見ては目が覚めるという。
そして、あのアイザック。
彼は本来生まれるべきではなかった人間であり、ルーシーは本来マイクと結婚をしていないので、無から産まれた男の子だから、感情も表せない無の子であるとギデオンは言う。
本来、ルーシーは刑事であり、結婚相手もディロンである。
しかし、ギデオンが言うアイザックは”無”のはずだったが、最後アイザックは母であるルーシーに、
愛していると告げ、マイクが嫌な事をする所為で寒いから早く帰って来てと伝える。
彼女はその伝達を聞き、あぁやっぱりアイザックは無の子なんかではなかったと喜び家路に急ぐが、
時すでに遅しで、火が燃え始めた部屋をマイクが閉め、アイザックを助ける事をせずに、(こいつが死んだらルーシーとだけ一緒にいれると思った)息子は死んでしまう。
燃える家の中、アイザックを探しに行ったルーシーは煙でやられ、死に行く中、前世?の記憶が頭の中を駆け巡る。
彼女が死んだあと、目が覚めたルーシーは、
刑事としてこの燃えた家の捜査をしているが、家の住人はあの近所に越してきた黒人一家のものだった。
なんとなく、覚えがあるような感じのルーシーだったが、アイザックの事は思い出さない。
ネタバレ含む感想
もう、エンディングは満足いかないわ。
遂にアイザックが感情を母に伝えることができるようになり、ルーシーはこの上ない喜びの中帰ったと思ったら、息子は火事で死んだって。
無から産まれた子でも、感情を表す事ができ、無ではなくなってきた証だったはずなのに、殺す、というエンディング。
しかもルーシーが不在時のマイクの酷い行いを、アイザックは母に伝える事が出来ずに、最後までわからず、あの腰抜け男は火の中に放置。
いつかルーシーがマイクの本性を知るであろうと、その時を待っていたのに、その時は来ず。
ギデオンは何度も同じことを繰り返しているから、もちろん警察署からも脱出し、死んでもまた回帰するはず。
なんか続きあるの?っていう期待と、あと1エピソード足して、ディロンとルーシーの子供がアイザックだったとかにして欲しかったよ。
ルーシー演じる女優さん綺麗だったな。