1番目の王:征服王・姉と妹と結婚したエイゴン1世

ターガリエン王朝の七つの国の初代王、エイゴン・ターガリエンの事を簡単にまとめてみました。

参考にしたのは、https://www.westeros.org/ です。

エイゴン1世

BC27年、エリオン・ターガリエンと、ヴァレナ・ヴェラリオンとの間に、ドラゴンストーンで生まれる。

紫色の瞳に、金と銀色の髪を持ち、背も高く肩幅が広い力強い外見に成長しました。

彼の王冠はヴァリリア鋼で作られた、スクエアカットのルビーをはめ込んでいるものでした。

エイゴンの腹違いの兄弟と言われる、オリス・バラシオンとだけは仲が良かったが、1人でいるのを好み、謎の人物と見られていたそうです

反逆する者には厳しく、忠誠を誓うものには寛大であったが、必要な時以外は基本は姉妹に政治をまかせていた。

エイゴンは後継者を得る為に、姉のヴィセーニアと結婚をしましたが、妹のレイニスとは愛があったから結婚したと言われています。

オリス・バラシオン

父エリオンと他の女性との落とし子と言われている、オリス・バラシオンですが、彼の両親が誰かは証明された事はなかったそう。

剣の腕前は良く、アージラックとの娘アルジェラと結婚し、少なくとも2人の子をもうけ、バラシオン家を作りました。

ウェスタロスの征服の始まり

約1世紀続いた”血の世紀”が終わるころ、エイゴンはウェスタロスへの関心が高まり始めます。

ウェスタロスを形どった巨大な木のテーブルの上に、七王国の地図を描いたものを作らせましたが、七王国は1つの統治であるべきと考えていたため、境界線は描きませんでした。

嵐の王、アージラック・デュランドンは彼の娘との結婚をエイゴンに提案しましたが、3人目の妻は不要な事、そして持参金としての土地は実際はアージラックの土地ではなかった事で結婚の提案を断り、替わりに友人のオリス・バラシオンとの結婚を提案します。

侮辱されたと思った嵐の王は、エイゴンの使徒の手首を切り落とし、送り返します。

エイゴンは評議員を集め、6日後には自分が七王国の王に就くとの宣言を、ウェスタロスの諸家へ送りました。

七王国征服へ

BC2年、エイゴンと姉妹は1600年以ほどの兵を連れ、ブラックウォーターラッシュの河口に上陸します。

一番高い丘の上に、王位の主張として木製のエイゴンフォートを建設し始めます。

ターガリエン家は、セルティガー家、マッセイ家、そしてヴェラリオン家の支援を受けます。

ロスビー家はロスビーをレイニスに譲り、ストークワース家はドラゴンに火を噴かれ、ヴィセーニアに降伏します。

ダスケンデールのダークリン卿とメイデンプールのムートン卿は3000人の兵をターガリエン家に送ろうとしていたが、ドラゴンに火を噴かれ、領主は死亡。

彼らの息子達は、エイゴンに城と剣を捧げる事になりました。

次にエイゴンはデイモン・ヴェラリオンが指揮する艦隊を姉妹と共に送り、ガルタウンを占領します。

その後も次々にド―ン以外の領土を征服し、ハイ・セプトン(総司祭)はエイゴン1背が七王国の王であると宣言しました。

王座に就く

七王国を征服したエイゴンは、エイゴンフォートに広がる新しい入植地のキングスランディングを王都に選びます。

そして、戦いで倒した敵の剣を集めて鉄の王座にしました。

オリス・バラシオンを王の手に任命し、小評議会を始めます。

まず王の平和の法律を作り、王座の許可なしに戦争をすることを禁止します。

しかし、敗北した領主には敬意を持ち、それぞれの領土の慣習や法律を維持することは認めました。

征服暦2年、鉄諸島は王座を巡り戦いを続けていましたが、エイゴンはバレリオンを率いてグレートウィックに上陸し、自らブラックファイアでコーリン・ヴォルマーク(鉄諸島の王だと主張していた1人)を殺します。

その後島の者達はエイゴンに膝まづき、エイゴンは鉄諸島の人間達が島の領主を選ぶことを許し、島人達はヴィコン・グレイジョイを鉄諸島の領主に選びます。

ド―ンとの戦争

征服暦4年、唯一征服されていないドーンとの闘いが始まり、その後9年間も続くことになります。

オリス・バラシオンはウィル公によって捕まり、手足を切断されてしまいます。

2年後に解放されたオリス達ですが、エイゴンはドーンの領主に復讐を誓い、ドラゴンでドーンの城を燃やします。

更には、征服暦10年、妹で妻のレイニスの乗っていたドラゴンの目をスコーピオンにやられ墜落し、殺されてしまいます。

レイニスの死後、エイゴン達はドーンの領主に懸賞金を賭け、またドーンもターガリエン家に懸賞金をかけます。

エイゴンは3回攻撃され、その時に優秀なボディーガード達である”キングスガード”が形成されました。

ドーンの征服の試みは征服暦13年に終わりを迎えます。

ドーンの統治者の娘であるデリア・マーテルが、メラクセスの頭蓋骨と手紙を持ってやって来ます。

エイゴンは手紙を読んだ後、バレリオンに乗りドラゴンストーンへ飛び、翌日に戻り、ドーンとの和平を結びます。

ドラゴンの平和

ドーンとの闘いが終わり、残りの統治は平和な時代でした。

シタデルのメイスターはこの20年間をドラゴンの平和と名付けます。

エイゴンは七王国を旅し、キングスランディングに首都を築き、権力を強くすることに多くの時間を費やします。

キングスランディングには当初、ドラゴンを持ったターガリエン家を襲う者はいないだろうとの理由で城壁がなかったが、19年にサマー島の領土が海賊に攻撃された事により、自分やヴィセーニアがいない時には攻撃される可能性から城壁の建設を始めます。

建設は征服暦20年から始まり、26年まで続きました。

木で作られたエイゴンフォートは王に相応しくないと35年に取り壊されます。

そして石造りの城・レッドキープの建設を開始します。

(エイゴンの死後はメイゴルが建設を続け、秘密のトンネルや落とし戸、偽の壁などを建設します)

姉のヴィセーニア

BC29年ドラゴンストーン生まれ、金と銀の髪に紫色の瞳。

ドラゴンはヴェイガー。剣はダークシスター。

性格は厳格で情熱的で、容赦をしない人物であり、子供の時から弟のエイゴンと共に剣の訓練を受け、熟練した戦士に成長します。

彼女は闇の魔法に手を出し、毒を使っていたと話す者もいたそう。

ヴァリリアの慣習に基づいて、弟と結婚しました。息子はメイゴル1世。

妹のレイニス

BC25~26年ドラゴンストーン生まれ。兄姉と同じく、金と銀の髪に紫色の瞳を持ち、細身で美しい女性でした。

姉とは対照的に、心優しく、優雅で好奇心旺盛な人物であり、姉兄と遊ぶよりも、ドラゴンのメラクセスに乗って空を飛ぶのが好きだった。

兄である夫のエイゴンとの子供、エイニス1世を通じ、ドラゴンの系統が続き、16人のターガリエンの王の内、15人がレイニスとエイゴンの直系の子孫である。

ドーンとの闘いで死亡。

最期

征服暦37年、エイゴン1世は最年長の孫のエイゴンとヴィセーリスに征服の話をしている時に、脳卒中で亡くなります。

彼はドラゴストーンで埋葬され、ドラゴンのヴェイガーが薪に火を噴き、ブラックファイアも一緒に火葬されたが、後にメイゴルが回収しています。

息子のメイゴルとかが悲惨なので、この人は思ったより普通の人だったかな。