ネトフリ映画:ノー・ウェイ・アウト あらすじ感想

ノーウェイアウト概要

原題:No One Gets Out Alive
監督:サンティアゴ・メンギーニ
時間:1時間27分
配信:ネットフリックス・2021年9月29日

前半あらすじ

メキシコから不法に移住してきたアンバーは、安い賃金の縫製の仕事しかなく、もっとましな仕事を得ようとしている。

アメリカに住む、母の従兄を頼り、自分はアメリカ生まれだと偽り仕事を紹介してもらう予定だった。

安い賃料だが、女性のみ、という賃貸の部屋の張り紙を見て、アンバーはそのアパートを訪れる。

アパートは、大きな3階建てでとても古く、既に薄気味悪い。

部屋はいくつもあるのに、入居者は自分を含めて2人しかおらず、電気もついたり消えたりだ。

そして、職場の人間に、偽のアメリカIDを頼んであり、現金を渡した後とんずらされ、更に窮地に追い込まれる。

勝手に家主の書斎を覗き見てしまい、アパートでは亡霊のようなものを見始め、この家を出ようとするが・・・・

後半あらすじ

※ネタバレ含まれてます
家主のレッドの兄、ベッカーと、新しい2人の住人が登場する。

新しい住人もアンバーと同様、夢を見たり地下から声を聞いており、この屋敷はやばいと気づくが、既に遅かった。

1人は生贄に連れて行かれ、アンバーの番が来る。レッドにあなたもここから出るべきだと訴えるが、兄は自分の面倒を見てくれた人間だから裏切れない。


そして地下に連れて行かれたアンバーだが、見せられた夢に抵抗し、目が覚めるとあの生き物は箱の中に戻っていて、つながれていた自分の鎖が外れている。

石の蓋を閉め、3階まで行きもう一人の住人を助けようとし、レッドとベッカーと闘う。

足首を折られたが、なんとかベッカーを殺し、そしてレッドを地下へ連れて行き、彼を生贄にする・・・。

感想

※感想にはネタバレが含まれます

ネトフリのホラー。ノーウェイアウト。

これは、想像していたのと違った、ちょっと異色な感じのエンディングでした。

古い、汚い、暗い、女性のみ、のアパートで、亡霊付きまでは想像してたけど、あんな生き物出てくるとはね。

レッドの兄が、生贄を捧げる地下に置かれている石の箱。

そこから出てきたのは、ウルトラマンに出てくる悪役のようなエイリアン的な生き物。

その生き物の外見にも驚いたけれど、アンバーが拒絶したら食べなかったのよ!そんなもんなの?

誰もこの屋敷から出られない、というタイトルは合ってるね。

つっこみたくなる点

①金がなく、親戚からもらったジャケットを玄関置いておくなよ、部屋まで持っていけ

②窓を割れるならとっくに逃げられたんじゃないのか

③骨を折られたばかりの足首でよく立ってベッカーを殺せたな、鍛冶場の力ってやつでしょうか。しかも結構早く武器を手にしたし(捧げものしてパワーを得る前だし)

④どうやって、折れた足首であの巨体のレッドを3階から地下へ運び、あの祭壇の上へ置いたんでしょうか

この屋敷の秘密

・地下には石の箱があり、その中の生き物は恐らく住人に夢を見させることが出来る

・その生き物は生贄を捧げられると、その与えてくれた人物に恩恵を与える(傷や病気を癒す、治す)

その生き物は生贄の頭だけを食べ、また石の箱に戻る

・その生き物は、生贄が強烈に拒絶をすると、食べない

・その生き物はどうや蝶々が好きなのか、または蝶々が仮の姿なのか

・石の箱には人骨が入っていた

・屋敷には今まで生贄にされた人々の亡霊が住んでいる

この映画の原作は、アダム・ネヴィルの2014年に出版されている同名小説。

彼の原作のThe Ritualを元に制作された『ザ・リチュアル いけにえの儀式』もネトフリで配信されています。